派遣薬剤師という働き方についてよく知ってもらうために、派遣薬剤師たちが実際に体験した派遣薬剤師のメリット・デメリットについてのシリーズを組んでます。どんどん更新していくので時々のぞいてください。
正社員で働く時はあまり気にならないかもしれませんが、派遣薬剤師を検討する際に気になるものの1つに社会保障や保険がありませんか。
今回も色んな派遣薬剤師の実体験も混ぜながら、派遣会社(ファルマスタッフ)の社会保障や各種保険(①薬剤師賠償責任保険②雇用保険③健康保険+厚生年金④労働災害補償保険)について紹介します。
Contents
派遣薬剤師の薬剤師賠償責任保険:保険料負担無し(派遣会社負担)

対象者:全員
調剤過誤などの事故が発生した時に適応。
支払額1億円/1事故(3回/年)


派遣薬剤師はそういった経費はかからないよ


派遣薬剤師の雇用保険:給与より天引き

対象者:労働20時間以上/週 + 契約期間31日間以上
派遣契約更新せずに終了した場合、正社員同様に失業給付受給できます。

実際の給料明細書から抜粋したのだけど、
総支給額 484,035
雇用保険料 1,452
厚生年金 37,515
健康保険料 19,885
所得税 18,710
手取り支給額 406,473
(※住民税のみ自分で収めます)
だったよ。正社員の頃と変わらないね


派遣薬剤師の健康保険と厚生年金:派遣会社と折半

対象:労働20時間以上/週 + 契約期間不明
正社員と変わらずに加入できます。

総支給額 484,035
雇用保険料 1,452
厚生年金 37,515
健康保険料 19,885
所得税 18,710
手取り支給額 406,473
(※住民税のみ自分で収めます)
これも正社員の時と同じく天引きの折半だね

派遣薬剤師の労働者災害補償保険:保険料負担なし(派遣会社負担)

対象:多分全員
勤務中+通勤中の負傷+事故に適応

まとめ
いかがでしたか。
派遣薬剤師の社会保障、賠償責任保険や税金は住民税のみ本人支払いが生じますが、他は派遣会社が行うので特に心配は要りません。
派遣薬剤師も社会保障なども充実しており、正社員と変わらないことを知っていただけたでしょうか。
まだまだ偏見が多いですが、派遣という働き方も転職や社会復帰する際に検討に入れてみてください。
※住民税の支払い方法:1年分の納付書が6月に届くのでまとめて納めることもできますし分割も可能です。難しい手続きなどはないです。
※薬剤師賠償責任保険料:派遣会社によっては自分で加入する場合もあるようなので、担当者に必ず確認をしましょう。